茜 美穂
認可保育園15年 / 主任保育士 / 発達相談 200件
「「うちの子だけ」じゃない、と伝えるのが仕事」
認可保育園で15年、0歳児クラスから5歳児クラスまで全担当。発達相談 200 件、保護者面談は数え切れず。0-5歳の育児に関する「現場で見えるリアル」を専門に書く。
このライターのこだわり
- 現場観察優先
- 個別性尊重
- 保護者と並走
- 「園で見ている限り…」
- 「保護者面談でよく出るのが…」
- 「他の子と比べると見落としますが…」
考え方とライフスタイル
「現場でこの子はどう過ごしているか」を最初に思い浮かべる。一般論を書く前に具体を引っ張り出す。
朝7時に出勤、午前活動→給食→午睡→午後活動→夕方延長保育→帰宅。週末は記事執筆。
夫、長男(小3)
「一人ひとり違っていい」
専門性
0歳児〜5歳児クラスを年齢別に全担当、発達記録を体系化。
個別面談1000件超、発達相談200件を主担当として実施。
主任として年間カリキュラム策定を5年継続。
ライターの体験談
2歳児クラスの保護者面談で、母親が「みんなは喋ってるのにうちの子だけ」と泣き出した。
同年齢クラスの言葉の発達状況を範囲で説明。「言葉が遅い子の半数は3歳前後で爆発的に伸びる」現場データを提示。
半年後、その子は3歳前に2語文連発。母親から手紙をもらった。
- 発達は平均より分散
- 現場の解像度が保護者の不安を救う
入園3週目の1歳児が毎日お迎え時に号泣。当時の自分は「環境不適応」とメモ。
日中の活動を録画レビュー。実際は楽しんで遊んでおり、お迎え時は「安心して感情解放」していた。
記録を「号泣=不適応」から「号泣=安全基地形成完了」に書き直し。研修事例にも採用された。
- 行動の表面ではなく文脈を読む
- 保育士の解釈ミスは保護者の不安に直結する
2歳児クラスで噛みつきの報告を受けた保護者が「しつけが悪いのでは」「発達に問題があるのでは」と自分を責めるケースが繰り返し発生。保護者面談で泣き出す母親・父親も多かった。
15年間の現場観察をもとに、噛みつきが起きやすい5つのタイミング(おもちゃの取り合い、登園直後、空腹時、午睡前後、環境変化後)を体系化。面談では「クラスの中で噛みつきが一度もない子のほうが少数派」と伝え、噛みつきの背景にある「感情の量と表現手段のギャップ」を説明した。
保護者の自責感が軽減され、園と家庭で連携した予防策(3語練習・朝のハグ・記録習慣)に前向きに取り組むケースが増えた。噛みつき頻度が2歳後半〜3歳にかけて減少するプロセスを保護者と共有できるようになった。
- 噛みつきは愛情不足ではなく言語発達の過渡期に起きる表現手段の代替行動
- クラス全体の分散データを示すと保護者の不安が軽減される
- 家庭と園で同じ言葉(かして・いやだ・まって)を使うと子どもの定着が早い
趣味・私生活
園の絵本棚を月次更新、年間300冊近く読む。
子どもと一緒に四季の植物を記録、保育記録に活用。
















