群馬県で子育てをしている(これからする)方向けに、国の制度と「群馬県・県内市町村が上乗せしている部分」の違いを、公式ページで確認できた範囲だけで整理しました。金額・条件は 2026-10-30 時点のものです。制度は年度で変わるので、申請前に必ず各公式ページをご確認ください。
結論:群馬県の「上乗せ」は3層に分かれる
| 項目 | 国の制度 | 群馬県・県内市町村の上乗せ |
|---|---|---|
| 児童手当 | 0歳〜高校生年代。3歳未満15,000円/3歳以上10,000円/第3子以降30,000円(2026-10-30 時点) | 今回の調査では、県による独自加算は確認できませんでした(市町村独自の加算は未確認) |
| 医療費助成 | 国の一律制度なし(自治体ごと) | 県内全市町村で高校生世代まで、所得制限なし・受診時の自己負担なし |
| 保育料 | 幼児教育・保育の無償化(3歳以上など) | 第3子以降の3歳未満児の保育料を無料にする市町村へ、県が1/2を補助 |
| 出産・入学の祝金 | なし | 市町村ごとに独自(中之条町・みなかみ町・高崎市の例を後述) |
つまり、全県共通で使えるのは「医療費助成」、県が後押しして市町村が実施するのが「第3子以降の保育料無料化」、金額が大きく動くのが「市町村独自の祝金」です。
国の制度:児童手当(基準になる金額)
こども家庭庁の案内では、0歳から18歳に達する日以後の最初の3月31日までの児童を養育している方が対象です。月額は3歳未満が15,000円、3歳以上〜高校生年代が10,000円、第3子以降は30,000円で、偶数月(2・4・6・8・10・12月)に前2か月分がまとめて支給されます(2026-10-30 時点)。
いま使える制度①:子ども医療費助成(県内全域)
- 対象:18歳に達する日以後の最初の3月31日までの子ども(高校生世代まで)
- 所得制限:なし
- 自己負担:県内の医療機関での受診時は自己負担なし。窓口での立替払いも不要
- 申請:住所地の市役所・町村役場で認定を受け、「福祉医療費受給資格者証」の交付を受ける
県の公式ページでは県内の市町村で条件が統一されていると案内されています。ただし、健診・予防接種・差額ベッド代などは対象外とされています。実際の手続きは住所地の窓口で確認してください。
いま使える制度②:第3子以降の3歳未満児の保育料無料化
県は、認可保育所・認定こども園・認可外保育施設などを利用する「第3子以降の3歳未満児」の保育料を無料にしている市町村に補助をしています。県と市町村が1/2ずつ負担します。県の公式ページで確認できた対象の条件は次のとおりです。
- 認可保育所・認定こども園・へき地保育所・家庭的保育事業等、または認可外保育施設を月極契約で利用している
- 扶養する児童が3人以上いる世帯の3人目以降である
- 各年度の初日の前日時点で満3歳に満たない
- 保育認定を受けている(認可外保育施設は除く)
- 施設等利用給付を受けていない
認可外保育施設の補助上限は、県のページでは24,000円と記載されています(2026-10-30 時点)。県は兄姉の年齢や世帯所得による制限を定めていませんが、市町村が独自に定めることは可能とされています。実施主体は市町村なので、お住まいの市町村の保育担当課で「うちの町は対象か、独自の条件はあるか」を確認するのが確実です。なお、この県ページの最終更新は2021年9月3日と古く、現行の運用は市町村側の案内で確認してください。
いま使える制度③:市町村独自の出産・入学祝金(公式ページで確認できた例)
県内全体の一覧は確認できていません。ここでは、公式ページを開いて確認できた3自治体の例だけを紹介します。他の市町村にも独自制度がある可能性があるため、お住まいの自治体の公式サイトで確認してください。
中之条町(2026-10-30 時点)
- 出産祝金:第1子20万円、第2子25万円、第3子30万円、第4子以上50万円。出生時前から町に6か月以上居住している新生児の父または母が対象
- 入学祝金:小学生3,000円、中学生5,000円(学校を通じてお祝いの品を贈る形式。申請方法の記載なし)
- 問い合わせ:中之条町保健センター 0279-75-8825
みなかみ町(2026-10-30 時点)
- 出産祝金:100,000円(出生の日基準)
- 誕生日祝金:1歳・2歳の誕生日にそれぞれ30,000円
- 申請:出産祝金は出生届の提出後に子育て支援課または各支所で。誕生日祝金は誕生月に届く書類を、誕生月の月末までに提出(遅れると支給が翌々月以降になる)
- 問い合わせ:子育て支援課 子育て支援係 0278-25-5009
高崎市(2026-10-30 時点)
- 出産お祝い金:新生児1人につき3万円分を電子地域通貨「高崎通貨」で交付。令和8年4月1日以降に出生した子の母が対象
- 要件:子の初めての住民登録地が高崎市で、出生日より前から申請日時点まで継続して高崎市の住民基本台帳に登録されていること
- 申請:原則電子申請。期限は出生届を出した日から概ね3か月以内
- 問い合わせ:高崎市保健所健康課管理担当 027-381-6113
申請の順番:どれを先にとるか
今回確認できた制度の範囲では、「どれかを取ると他が取れなくなる」と明記された組み合わせは見つかりませんでした。ただし、順番で迷わないためのポイントは次のとおりです。
- 出生届:祝金(みなかみ町・高崎市)の申請は出生届の提出後が前提です
- 期限のあるもの:高崎市の出産お祝い金は出生届から概ね3か月以内。みなかみ町の誕生日祝金は誕生月の月末まで
- 医療費助成の受給資格者証:受診が始まる前に住所地の窓口で
- 保育料の無料化:保育の申込み時に、第3子以降の扱いを市町村へ確認
保育料の無料化は「施設等利用給付を受けていないこと」が条件なので、給付の利用状況によって対象外になる点だけ注意が必要です。
よくある「もらえなかった」理由
公式ページの要件から、つまずきやすい点を挙げます。
- 居住・住民登録の要件を満たしていない(中之条町は6か月以上居住、高崎市は継続して住民基本台帳に登録、みなかみ町は申請日にも登録)
- 申請期限を過ぎた(高崎市は概ね3か月以内、みなかみ町は誕生月の月末)
- 対象の子の範囲を誤解した(高崎市は令和8年4月1日以降の出生が対象。保育料の無料化は満3歳未満の第3子以降)
- 併用できない給付を受けている(保育料の無料化は施設等利用給付を受けていないことが条件)
過去の制度(終了分)について
今回の調査では、募集が終了した群馬県の子育て給付で、公式ページが残っているものは確認できませんでした。そのため、このセクションに載せる制度はありません。確認できない制度は書かない方針です。
問い合わせ先
- 子ども医療費助成:群馬県健康福祉部 国保医療課 保険・福祉医療係(027-226-2676)
- 第3子以降の保育料無料化の県補助:群馬県 生活こども部 こども・子育て支援課(代表 027-223-1111)
- 児童手当:お住まいの市区町村。制度全般はこども家庭庁(03-6771-8030)
- 祝金:上記の各自治体窓口
参考文献
- 子ども医療費助成(子ども医療費無料化の制度) (2026-10-30 確認)
- 第3子以降3歳未満児保育料免除事業費補助金 (2026-10-30 確認)
- 児童手当制度のご案内 (2026-10-30 確認)
- 手当・助成(中之条町) (2026-10-30 確認)
- 出産・誕生日祝金(みなかみ町) (2026-10-30 確認)
- 高崎市出産お祝い金 (2026-10-30 確認)




