埼玉県で子育てをしている人が使える給付・助成を、国の制度との違いがわかる形で整理しました。金額・対象は2026-11-07 時点で、国と埼玉県の公式ページを開いて確認できたものだけを載せています。制度は年度で変わるため、申請前に必ず各窓口で最新を確認してください。
先に結論:埼玉県で国の制度と差が出るのはここ
| 制度 | 国の制度 | 埼玉県の部分 |
|---|---|---|
| 児童手当 | 0歳〜高校生年代。3歳未満月15,000円、3歳以上月10,000円、第3子以降は月30,000円 | 県の公式ページでも国と同じ内容。県独自の上乗せは確認できませんでした |
| こども医療費助成 | 全国一律の制度ではなく自治体の制度 | 2024年10月から県内全市町村で18歳年度末まで対象 |
| 保育料 | 3〜5歳は国の制度で無償 | 満3歳未満の第3子以降を、県と市町村が共同で無償化 |
| 多子世帯の優待 | — | 「多子世帯応援ショップ」(3人以上の子がいる世帯) |
つまり、埼玉県で「現金が上乗せされる」制度は確認できず、医療費と保育料で県と市町村が負担を支える形です。市町村ごとの入学祝金・出産祝金などの独自給付は、公式ページで裏を取れなかったため、この記事には書いていません。お住まいの市町村のサイトで確認してください。
いま使える制度
1. 児童手当(国の制度)
- 対象:0歳から18歳に達した日以後の最初の3月31日までの子を養育している人
- 月額(2026-11-07 時点):3歳未満15,000円(第3子以降30,000円)、3歳以上高校生年代まで10,000円(第3子以降30,000円)
- 支払い:偶数月に、前月までの2か月分
- 申請先:現住所の市区町村(公務員は勤務先)。出生や転入は、翌日から15日以内に認定請求書を出す
- 「第3子以降」は、上の子から数えて3人目以降(兄姉等を含む)
埼玉県の児童手当ページ(掲載日2024年12月4日)も金額は国と同じで、県独自の上乗せの記載はありません。
2. こども医療費助成(県と市町村が一部負担金を助成)
- 対象年齢:2024年10月1日から、県内すべての市町村で18歳年度末まで
- 助成の対象:医療機関で払う医療保険の一部負担金。市町村によっては入院時の食事療養標準負担額も対象
- 対象外:薬の容器代、予防接種、おむつ代、差額ベッド代、文書料など
- 申請:市役所・町村役場。手続きは市町村で異なる
この制度は県が一律に決めた給付ではなく、自己負担金や療養費の扱いなどが市町村ごとに違います。詳細は市町村のサイトで確認してください。
3. 多子世帯の保育料無償化(満3歳未満の第3子以降)
- 対象:保育所等に入所する満3歳未満で、第3子以降の児童。最年長の子の年齢にかかわらず無償
- 県は無償化する市町村に補助金を出し、県と市町村が共同で実施
- 手続き:お住まいの市町村の保育担当課。県のページに所得などの条件の記載はありません
3歳から5歳は国の制度で無償化されているため、この県の事業は0〜2歳の差を埋める役割です。
4. 多子世帯応援ショップ
3人以上の子がいる世帯が、協賛店で特典を受けられる制度です。対象の人数や年齢の要件、特典の内容は店ごとに違います(例:ポイント3倍、粗品プレゼント)。専用の優待カードは発行されておらず、子の年齢がわかる書類などを店で示します。
申請の順番
- 児童手当を最優先:出生・転入から15日以内。まず市区町村で認定請求書を出す
- こども医療費助成:市役所・町村役場での申請が必要。手続きは市町村で異なるので、児童手当と同じ時期に確認する
- 保育所に入所するとき:第3子以降が満3歳未満なら、入所手続きと合わせて市町村の保育担当課に無償化の扱いを聞く
これらの制度の間で「どれかを取ると他が取れなくなる」という関係は、確認した公式ページには書かれていませんでした。
よくある不採択・つまずき
- 児童手当の申請が遅れる:出生日・転入日の翌日から15日以内という申請期限があります
- 公務員なのに市区町村に出してしまう:公務員は勤務先が申請先です
- 医療費助成の対象外費用を請求する:差額ベッド代や文書料などは対象外です
- きょうだいの数え方:第3子の判定は、上の子から数えます
公式ページに載っていない細かな審査基準は、推測で書いていません。
過去の制度(次の見通しの材料)
2024年10月の児童手当の拡充(所得制限撤廃、高校生年代まで延長、第3子以降月30,000円)に伴う申請は、公式案内で「令和7年3月までに申請すれば令和6年10月分から受け取れる」という扱いでした。すでに期限を過ぎているため、該当しそうな場合は市区町村に直接相談してください。
問い合わせ先
- 児童手当:埼玉県 福祉部 こども政策課 手当・ひとり親支援担当(048-830-3337)。実際の申請は市区町村
- こども医療費助成:保健医療部 国保医療課 福祉医療・後期高齢者医療担当(048-830-3364)
- 多子世帯の保育料:福祉部 こども支援課 保育政策担当(048-830-3328)
- 多子世帯応援ショップ:福祉部 こども政策課 こどもまんなか担当(048-830-3343)
参考文献
- 児童手当制度のご案内(こども家庭庁) (2026-11-07 確認)
- 児童手当(埼玉県) (2026-11-07 確認)
- こども医療費助成制度(埼玉県) (2026-11-07 確認)
- 多子世帯への保育料支援について(埼玉県) (2026-11-07 確認)
- 多子世帯応援ショップについて(埼玉県) (2026-11-07 確認)




